上昇が止まらないドル円114円台を目指すか？！
-前日サマリー-
東京市場でのドル円は113.34円でスタート。前営業日からドル円はさらに上値を伸ばし、時間外の米10年債利回りが1.63％手前まで上昇して始まったこともあり113.49円までドル高が進みました。午後になるとドル買いの流れはいったん落ち着き始め、113.27円から113.35円あたりをレンジで推移。ロンドン時間に入ると、時間外の米10年債利回りが1.59％台まで低下したことで113.00円まで売られる場面がありましたが時間外のダウ平均がプラス圏に入ると、一気に上昇し113.40円台まで値を上げました。ニューヨーク市場ではドル円買いの流れが引き続き継続しており、瞬間113.79円をつける場面も見せました。また、道中で米10年債の入札があり、米10年物国債利回りは入札直後に低下幅を拡大し、債券買いが強まったもののドル円は113.60円台を底堅く推移し、最終的に113.61円で取引を終えました。
-上昇が止まらないドル円114円台を目指すか？！-
本日のイベントは、英)GDP、米)消費者物価指数、米)30年債入札、米)FOMC議事録公表、米)ブレイナードFRB理事の発言(投票権あり)が予定されています。本日も米国に関する指標が多い中、今月は米国企業第3四半期の決算発表が行われる月でもあり、本日は米大手金融機関のJPモルガンチェースとデルタ航空が決算発表を行います。米企業の決算結果も相場を動意付ける材料となりますのでここも注目したいところです。また、ドル円は113円を超えてから底堅い動きを見せながらじりじりと上昇しており、この水準が続けば目先114円台の突破も現実味を帯びてくるかと思います。一方で米国の株価3指数は勢いが鈍化しており、ドル円の買い材料として結びつけるには少し物足りなく底堅く推移してる米10年債利回りの動向を見つつ、数多く待ち受けている米指標の結果を待つ形となるでしょう。
