ISM製造業景況指数の結果を受けて
-前日サマリー-
東京市場では、ドル円はひたすらもみあい一時109.77円まで上昇する場面があったものの、特に目立った動きはありませんでした。ロンドン市場では109.51円~109.77円のレンジで推移していましたが、ISM製造業景況指数の結果が市場予想を下回った旨の報道がされると、風向きが一気に変わり円高に振れ始めました。ニューヨーク市場ではこの流れを引き継ぐような形となり、ドル円は50pips近い下落で約2週間ぶりの109.20円台割れ、NY原油が3%強の下落、米10年債利回りも1.15%をつけるなど、全体的にリスク資産の下落が目立ちドル円は最終的に109.33円で引けました。
-ISM製造業景況指数の結果を受けて-
本日のイベントは日本時間の午後1時半にRBA政策金利の発表が控えています。豪州準備銀行(RBA)は「2024年まで利上げなし」とする方針を示しており、現段階でもその姿勢に変更はないようですが、指標発表時には大きく上下することもあるので注意が必要でしょう。昨日のNY市場での流れを受け、本日はオープンからややリスクオフ気味でスタートする展開が予想されます。また、ドル円は昨日のISM製造業景況指数の結果を引き金に、109円台前半まで下落したこともあり、目先109.00円を意識した動きが考えられるでしょう。