インフレ率を確認
-昨日サマリー-
昨日は連日とはうってかわり、東京市場時間から欧州市場時間は大人しく、NY市場時間入りから1時間でドル円で30pips程と大きな動きを見せました。ただ序盤の大きな動きを消化したあとは凪の相場となり、好調だった10年債入札の結果を受けても為替相場の反応はいまひとつでした。
数日ぶりの円安の動きは109.60円台で上値を抑えられ、直近レジスタンスとなっていた109.50は超えたものの節目となる110円を目指すにはやや燃料不足でした。
-テーパリングを占う-
本日は米CPIの発表が予定されてます。先週の雇用統計の発表を受けてFRBのテーパリング期待は大幅に後退しました。早期のテーパリングはないだろうと市場が見込んでいる一方でインフレに対する警戒感は根強く残っています。本日発表のCPIはインフレ率を確認する上で非常に重要なデータとなります。結果次第では来週行われる予定のFOMCにおける政策スタンスが変わる可能性も十分にあり、結果には注目しておきたいです。