欧米各国のPMI速報値に注目
-前日サマリー-
東京市場では日経平均が前日のNYダウの下落に嫌気し売り込まれる場面がみられたものの、その後に持ち直したことで為替への影響はなくドル円も109.10円付近を小動きしました。欧米市場では米新規失業保険申請件数や米景気先行指標総合指数は予想より強い内容になりましたが、為替への影響は限定的でドル円は108.90円付近を推移しました。ただ、米長期金利が1.63%台まで低下したことをきっかけにドル売り圧力が高まるとドル円は108.751円まで軟化し108.78円で取引を終えました。
-欧米各国のPMI速報値に注目-
本日のイベントは豪小売売上高、英小売売上高、仏独欧英米製造業/サービス業PMI速報値、ラガルドECB総裁の発言、加小売売上高、米中古住宅販売件数など複数の材料が予定されています。欧州時間から始まる製造業/サービス業PMIは速報値になるため、マーケットが反応しやすい指標になっています。傾向ではフランスの発表を受けて欧州全体の景気動向を推し量るため、発表が一番早いフランスが注目されます。また、前回の発表では発表前に動意付いており発表の10分前から欧州通貨の動向を注視したいです。一方で、ユーロドルは現在1.2224ドルで高値付近を推移しています。今週に入って、この水準では売りが優勢で押し返されており、再び売り込まれるかレジスタンスをブレイクし一段高になるか注目したい局面です。