週後半にかけて欧州は重要イベントの予定
-前日サマリー-
先週の為替市場は低下基調だった米長期金利の影響から下値を探る展開となり、ドル円は週初109.68円で始まり一時108.61近辺までドル安円高のとなる場面を見せつつ、108.78円で取引を終えました。
-週後半にかけて欧州は重要イベントの予定-
本日は日本貿易統計が予定されています。週末に米NYダウと独DAXが最高値を更新したこともあり、米10年債利回りは先週一時1.55%まで低下した場面があったものの1.59%まで反発して取引を終えています。週明けの東京市場では、この流れが継続するようであればややリスクオンムードで始まることが予想されます。一方で今週の欧州市場は、22日にECB(欧州中央銀行)政策金利発表、週後半にかけては欧州各国の物価指数が発表される予定など欧州にとって重要な一週間となります。足元でユーロドル、ポンドドルは直近安値から反発した動きを見せているため、週前半の欧州通貨は重要イベントを控えた持ち高調整の動きとなる可能性もあります。欧州通貨に関しては特に1週間のスケジュールを考慮したうえで、動意づきそうなタイミングを想定して取引に挑みたいです。