FXレポート

ドル高一服感

-前日サマリー-
 先週は年初から継続していたドル高に一服感が見られ、ドル円110円を割り109円台半ばでクローズとなりました。背景にはドル高を支えていた米国債利回りの上昇が一転下落に転じていることが主な理由として考えられます。

-ドル高一服のワケとは-
 前述のようにドル円は年初の102円台からドル高圧力を強め、先々週には110円の大台に載せる展開を見せました。このドル高の背景には米国債利回りの上昇があり、さらにこの上昇を支えていたのはワクチンの普及率上昇による新型コロナウイルスからの景気回復期待でした。ただ、ここにきて、ワクチンに関するネガティブな材料や景気回復策で思った程の効果が出ていない点などが挙げられます。加えてバイデン政権が進める追加景気刺激策の交渉も議会で難航するとみられていることもネガティブ材料といえるでしょう。
とはいえ、米国債利回りも年初の1%前後の水準に比べれば1.6%台と高止まりしていますし、ワクチン普及率を考えても世界的に米国の経済回復は比較的早いと予想できるため、安直なドル売りは避けたいところです。

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