米国債利回り急騰
-前日サマリー-
昨日は一昨日同様に金利動向に大きく振り回される展開となりました。昨晩行われた米7年債入札の結果が弱かったことを受けて、10年債利回りが一時1.6%台に急騰しました。ここ数日10年債をはじめとする長期債の利回りは上昇を続けており、その動向に注目が集まる中での急騰となりました。金利の上昇に伴い、米株市場は全面安。ドルも一時106.40円まで上値を伸ばしたものの上値は重たく106.00円まで値を戻しました。ただ底も同様に固く106.22円で引けを迎えました。
-引き続き金利動向に注視-
昨日の相場は完全に米国債金利動向が主導する相場となりました。大きなインパクトをもたらしただけに本日の注目度も引き続き高い事が予想されます。ただ、本格的に米債券市場が活気づくのがNY市場時間以降であることから東京・ロンドン市場時間は昨日までの流れを汲みつつの展開となりそうです。