パウエルFRB議長は議会証言で何を語る
-前日サマリー-
昨日のドル円はサポートとして機能している105円をアタックし、一時104.98円と105円を割り込んだものの、滞空時間短く105円に押し返される展開となりました。ドル売り要因はいくつかの要因が挙げられますが、ラガルドECB総裁の「ECBは長期名目金利を注視している」といった発言も大きな要因でしょう。マーケットで高まるインフレ期待に応えるようにして米国債利回りが上昇しており、その上昇がリスク資産の不安定化を進めているとされています。
-パウエルFRB議長による議会証言-
マーケットの高まるインフレ期待に対して金融当局としてハト派トーンを弱め、何らかの対応を行うのかまたその可能性があるのかなどに注目が集まっています。ただ、FOMCボードメンバー内でも目下のインフレ上昇に対しての見解は分かれており、問題なしとしているメンバーもいることからパウエルFRB単独による強気なメッセージは出しにくいのが実情でしょう。