リスクオンも利益確定の売りに注意
-金曜サマリー-
先週、金曜日の為替市場は米雇用統計を控えて持ち高調整目的のドル売りからドル円は105.34円まで下落しました。その後、発表された米雇用統計は失業率が6.3%と市場予想の6.7%から改善したほか、バイデン政権が進める新型コロナの追加経済対策も実施に向けて米上院を通過し米主要3指数が上昇したことでリスクオンとなりドル円は一時105.766円まで上昇しました。ただ、引けにかけて利益確定の売りが入ると105.39円まで下落し取引を終えました。
-リスクオンも利益確定の売りに注意-
本日のイベントは日貿易収支、独鉱工業生産、ベイリー英中銀総裁の発言、ラガルド欧州中央銀行総裁の発言が予定されています。米雇用統計で雇用の回復が確認できマーケットはリスクオンに傾いています。米株の上昇もありネガティブな材料も見当たらないことから、リスク選好的な取引に妙味がありそうです。取引で気を付けるポイントとしては一定の上昇後に利益確定の売りに押される場面があります。テクニカルなどを用いてレジスタンスラインを見極めて取引にのぞみたいです。