FOMCは新環境での変化はあるか
-前日サマリー-
昨日のドル円は一昨日に引き続き、103円台後半での推移となりました。一時はドル売り圧力が強まり、103.55円まで値を下げる場面もありました。リスク選好度の高まりからくるドル安が目立つもののドル円は本日のFOMCを前にした様子見ムードが拭えません。
ポンド円は東京市場時間まで一昨日から続くポンド売りの流れが続きました。ただ、欧州勢参入と同時にポンド買いへ反転。142.40円まで上昇しました。昨年9月の高値を更新する形となりました。
-FOMCはホントに無風か-
本日28時にFOMC政策金利・声明の発表、28時半にパウエルFRB議長の記者会見が予定されています。市場コンセンサスでは政策金利の変更はなく、声明も大きな変更はないとされています。ただ、前回のFOMCからマーケットを取り巻く環境は大きく変化しました。バイデン新政権や新型コロナウイルス第3波、仮想通貨の高騰などが挙げられます。大幅なスタンスの変化はないと予想されていますが、会見などでの質疑応答で新環境に対応する新しい言及があるか注目したいです。