引き続き虎視眈々と
-前日サマリー-
昨日のドル円は終日103円台後半での推移となりました。値幅は26pipsで今年最も狭いレンジでの値動きでした。全体的にドル買い圧力が強くなっていますが、円買い圧力も同時に見られ、ドル円では相殺された形となりました。他通貨においてもやや方向感の掴みにくい相場模様となりました。ユーロやポンドといった欧州通貨は全体的に軟調。ECBによるパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の結果や英の貿易収支に起因する経常収支悪化などネガティブな材料が散見されたのが理由と考えられます。
-材料待ちの展開続くか-
本日も昨日に引き続き材料待ちの展開が続きそうです。マーケットは引き続きワクチンの普及やバイデン米新大統領の政策進行度に注目しています。ワクチンの普及は米英を皮切りに順調に進行していますが、その効果や日々の感染者数の変化など統計的な変化が見られない限りなかなか反応をしにくいのが実情です。
明日にFOMCを控えていますが、これもまた反応は限定的と予想されており身動きの取り辛い地合いが続きそうです。