米主要3指数が史上最高値を更新
-前日サマリー-
週末金曜日の為替市場は米主要3指数が史上最高値を更新したことでドル円は堅調に維持し104円前後を推移しました。一方で、米雇用統計も非農業部門雇用者数が-14万人となり、市場予想の+7.1万人より大幅に悪化したものの、失業率は悪化しておらず平均賃金も大きく伸びたことで発表前の不安感が払しょくされた形になりました。
-増税タイミングはいつか-
本日のイベントは中生産者物価指数、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言が予定されています。また、本邦は成人式で祝日休場になっています。米政権はホワイトハウスと上下両院が民主党による政権となり「ブルーウエーブ」が実現したことで機動的な財政出動への期待感から米主要3指数は史上最高値を更新し米10年債利回りが上昇しており米ドルは堅調推移が予想されます。目先ではネガティブ材料が見当たらないものの、バイデン大統領が選挙前に公約として掲げていた増税をどのタイミングで切り出すかによって変わりそうです。そのためバイデン大統領の発言がある場合は、注視しながら取引にのぞみたいです。