米政局の混乱の中、取引のポイントは
-前日サマリー-
昨日の為替市場は米上院選決選投票で民主党が1議席を確保したほか、残る1議席でも民主党が僅差でリードしたとの報道をきっかけに米長期金利が上昇しドル買いが進みました。ドル円は一時103.44円まで上昇しユーロドルは1.2265ドルまで下落しました。ただ引けにかけて、米上下院の合同会議をひかえてトランプ支持者の一部が議事堂に押し入ると先行き不透明感から売りが強まりドル円は103.02円まで軟化し取引を終えました。
-米政局の混乱の中、取引のポイントは-
本日のイベントは豪貿易収支、欧消費者物価指数(速報値)、ECB理事会議事要旨、米新規失業保険申請件数、米ISM非製造業景況指数、ジョージア州上院議員選挙結果、米上下院合同議会が予定されています。米政局の行方がマーケットを左右し始めました。昨日にはジョージア州上院議員選挙の結果がでることが期待されていたほか、米上下院合同議会も進展があるとみられていましたが、どちらも結果はでず混迷化しています。マーケットも先行き不透明感から米ドルは乱高下しており、短期的にこの動きは継続しそうです。一方で取引面でみると方向感のないなかで値幅のある動きになっており、逆張りで押し目を狙うよりも順張りで素直についていくほうが妙味があると考えます。