激動の2020年を振り返る
-やはりコロナ-
2019年から年初にかけては米中摩擦などのテーマがマーケットの注目を集めていましたが、2020年のビックテーマはやはり「新型コロナウイルス」でしょう。来年以降も間違いなくビックテーマとして扱われるであろうこのテーマは各国中銀による大規模緩和からマーケットへの資金流入を招きました。間違いなくリスクオフともいえる状況にもかかわらず株高ゴールド高ドル安と教科書通りでない相場展開が続きました。ただこれは実体経済と金融市場の乖離にも繋がっています。2021年はコロナ相場からワクチン相場への転換がなされると考えられています。ただ、変異体やワクチンの普及度合いも確認しながらのトレードが望まれます。実体経済の回復が観測され始めれば各国中銀は金融政策の巻戻し(引き締め)を計る事が予想されます。
-これらも忘れずに-
新型コロナウイルスの影響を確認しつつ市場は「米大統領選」と「ブレグジット」の2つのテーマにも気を配る必要がありました。ともに不確実性の異常な高さから最後まで市場参加者の思惑が錯綜しました。両テーマとも2021年まで続く事が予想されていましたが無事2020年中の消化が果たせそうです。
2021年はそれぞれ「バイデン政権の政治運営」と「ブレグジット後の英経済への影響」に注視しつつのトレードを心掛けたいです。
-そして皆様へ-
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