数少ない材料を掴みに行く
-直接給付の増額-
米議会では新型コロナウイルス対策の一環で個人に給付される金額を2000ドルに増額する修正案が審議・採決されています。増額についてはトランプ米大統領がかねてより主張していた内容になるため上下院を通過すればすんなり通過される事が予想されています。しかしながら一昨日下院を通過した修正案は上院において一部の共和党議員が反対しており不透明な状況が続きます。もし可決されれば既存の景気刺激策と併せて米経済の底上げに大きく寄与することが考えられます。
とはいえ、年末ということもあり大きな方向感やトレンドの転換はなかなか考えにくいのが実情でしょう。
-下降トレンドは継続中-
ドル円は日足ベースで確認すると初夏から続く下降トレンドが継続しています。直近を見ると25日移動平均線をレジスタンスとして1.5-2.0円程度の下降チャネルを形成しています。下位足で見ると上昇中とも取れますが年末にかけて材料不足感が漂う中、トレンド転換も考えにくく25日移動平均線(103.85円付近)で再度下降転換が予想されます。