ポンド円は逆張り狙い
-前日サマリー-
東京市場は前日のFOMCの金融政策が維持され経済見通しが上方修正されたことを受けて、ドル安が進みドル円は103.24円まで小幅に下落しました。欧州市場では英中銀金融政策委員会(MPC)の金融政策の維持が発表されたものの、為替への影響は限定的でした。NY市場ではジョンソン英首相が「EUが立場を変えない限り合意なしの可能性が非常に高い」「EUとの貿易交渉は深刻な状況」と発言したことをきっかけに140.40円から139.95円まで急落し荒い値動きで取引を終えました。
-ポンド円は逆張り狙い-
本日のイベントはBOJ政策金利及び声明発表、黒田日銀総裁の会見、英小売売上高、独IFO景況指数、米景気先行指数が予定されています。昨日もジョンソン首相の発言でポンド売りが強まりました。ただ、ポンド円は合意期待を背景に底堅い動きになっています。ここ二日でみると、時間足の25日移動平均線に差し掛かると反発するといった動きになっています。合意はかなり近づいているといった印象ですが、ここまで来るのに二転三転しているだけに、油断はできません。下落局面では買って上昇局面では売るといった逆張り手法が効果的な局面と考えます。