ポンド円取引を狙う
-前日サマリー-
週明けはジョンソン英首相と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長の会談で、英EUの貿易交渉を今後も継続することで合意したことでポンド円は137.50円から138.94円まで急伸してオープンしました。その後も合意への期待感が下値を支え139.42円まで上値を伸ばしました。一方で、ドル円は目立った材料はないなか、NY市場で突発的にドル買いに振れ103.70円から104.10円まで急ピッチに上昇する場面がありました。
-ポンド円取引を狙う-
本日のイベントはRBA議事録公表、中国鉱工業生産、英失業率、米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産が予定されています。昨日のドル円の上昇は東京時間の高値と面合わせになっており、調整的な買いとの見方ができそうです。マーケットでは英EUの先行きの見えないチキンレースにやや嫌気が指しています。最終的には合意には至るだろうとの思惑からポンドは買い支えられているものの、いまだに両陣営からは「合意なき離脱」もあると匂わせ、交渉の延長というカードを使い続けています。最終的にどういった結果になるかはわからないです。ただ、取引という視点でみれば、ヘッドラインに振られ大きく値が動くため利益を得やすい反面、突発的な動きと思わぬ損失を被ります。現在のポンド円は大きく値が動いた後に戻る傾向があるため、値が荒く動いているときに焦らず取引はせずにマーケットが落ち着いたときに逆張りで狙うのが妙味がありそうです。