FXレポート

コロナ関連の報道が材料視されそう

【本日のトレードポイント】
-ドル円は105円半ばまで-
 昨日のドル円は東京時間に日経平均株価が軟調に推移したことで、欧州時間にかけて一時105.20円付近まで下押ししました。しかしその後は反発し、前日の高値を突破して105.52円付近まで上値を試す場面も見られました。なお、スイス中銀は昨日の会合で政策金利を-0.75%に据置くことを決定し、声明文で「スイスフランの価値は依然として高い」「スイスフランの上昇圧力に対抗して、介入する意思がある」と表明しました。介入姿勢を示した声明文の内容を受けて、対ユーロでスイスフランが売られる展開となり、NY時間にかけてユーロスイスフランは1.0814フランまで上昇しました。

-ドル高継続か見極めたい-
 本日は米耐久財受注が発表されます。他に主だった経済指標の発表も予定されていないため、主要国株価指数の動向が手掛かり材料視されそうです。また、週末五十日ということもあり、東京市場の仲値に向けた実需に絡んだフローにも注意したいです。ドル円は105円半ばで上げ渋る動きとなっており、この水準を突破することができれば上値余地が広がりそうです。

-コロナワクチンの関連報道を注視-
 昨日トランプ大統領が「複数のコロナワクチンの臨床試験が最終段階に達した」と発言しました。欧州各国でコロナウイルス感染が広がりを見せる中、ワクチン開発に関連した報道は再び材料視されそうです。ワクチン開発成功を受けて材料出尽くし感が出る懸念もありますが、足元では第二波到来が現実のものなっており、市場はワクチン開発にポジティブなヘッドラインに素直に反応しそうです。

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