リスクオフムード強まる
【本日のトレードポイント】
-円買いが強まる-
週明けのドル円は欧州でコロナウイルス感染第二波によるロックダウン強化がされたことでロンドン時間にかけて下値を広げ、一時104.01円付近まで下落しました。ただNY時間に入ると一転してショートカバーが強まり、引けにかけて104.70円付近まで値を戻しました。一方ユーロドルはラガルドECB総裁がユーロ高に警戒感を示す内容の発言をしたことでユーロ売りが強まり、NY時間にかけて一時1.1735ドル付近まで下落しました。
-ポンドは材料多い-
本日は本邦が祝日で休場となるため、ロンドン時間以降のベイリーBOE総裁の発言や米中古住宅販売件数、パウエル議長の議会証言が材料視されそうです。英議会で引き続き審議されている国内市場法案の動向からも目が離せない展開が続きます。英議会で審議されている「国内市場法案」はEU離脱協定の一部を反故にする内容であるため、通商協議の先行きが依然として不透明な状況となっており「合意なき離脱」が意識される場面ではポンド売りが強まりそうです。加えて、足元ではBOE(英中銀)のマイナス金利導入観測が強まっており、ベイリーBOE総裁の発言次第では一段とポンド安が進む可能性もあり、警戒感を持って取引に臨みたいです。