ドル安ポンド安は継続か
【本日のトレードポイント】
-週末はポジション調整の動きに-
週末の東京市場は本邦の4連休を前にポジション調整的な買いからドル円は104.87円まで上昇しました。しかし、欧州勢参入後はドル円売りで反応。前日安値の104.52円をブレイクすると下げ足が速まり104.27円まで下押しました。もっとも、NY市場では週末のポジション調整から買いが入ると104.63円まで上昇し104.58円付近で取引を終えました。
-ドル安ポンド安は継続か-
先週はFOMCで2023年までのゼロ金利政策を維持するとの見通しが発表されたほか、米国で共和党と民主党による新型コロナ経済対策の協議が難航しドル安に大きく振れました。また、ポンドは英議会に提出された「国内市場法案」がEU離脱協定の一部を反故にする内容だったことから、英議会でも協議が荒れるなかEU側からも反発され「合意なき離脱」が意識されポンド安が進みました。今週もドル安が継続するか英EUの通商交渉の動向をうかがう展開になりそうです。もっとも、本日から本邦は二日間の祝日休場に入ります。東京市場では薄い取引で値動きが荒くなる可能性が十分にあるため、突発的なフローに注意して取引にのぞみたいです。