英EU離脱関連のヘッドラインに注目
【本日のトレードポイント】
-報道に振らされて-
東京市場では目立った動きがなかったものの、欧州市場に入るとNYダウ先物の下落につれてドル円は105.80円付近まで下押しました。ただその後は、英国の「国内市場法案」を受けて、EUは交渉停止を求めないとの報道をきっかけに欧州通貨買いが強まり相対的に円が売られたため、ドル円は106.27円まで反発し106.15円で取引を終えました。
-英政局とEU当局の動きに注目-
イギリスとEUの離脱交渉での報道にマーケットが振らされています。昨日報道された「国内市場法案」はEU離脱交渉の破綻の恐れが指摘され、ポンド安が進行していましたが、EU側が交渉の停止を求めないとの報道で買い戻しの流れになりました。「国内市場法案」はイギリス国内でも大きく注目されており、動向に注意したいです。また、EU側のコメントも公式なものではなく、あくまでも報道という形で伝わっていることから、実際にEU側の声明が出た場合に大きく動意付くとみられるため、ポジションサイズには気を付けておきたいです。一方で、ドル円は米中関連の報道も下火になっており、メインとなる取引材料が見当たらないです。引き続き株式市場や金原油といったコモディティの動きを見ながら、柔軟に取引にのぞむのが良さそうです。