イギリス、EUの通商交渉難航でポンド安は継続か
【本日のトレードポイント】
-ドル円の動き乏しく-
週明けの東京市場はドル円の値動きが乏しいなか、イギリスとEUとの通商交渉への懸念を背景にポンド売りが強まり140.80円から140.50円まで下落しました。NY市場に入っても、ドル円は米国の祝日休場で目立った取引材料が乏しく106.30円付近を横ばい推移しました。一方でポンドはロンドンフィキシング前に全面安の展開となり139.598円まで下落し139.95円まで戻して取引を終えました。
-イギリスとEUの交渉は難航か-
本日は主要な経済指標はないものの、米国が祝日明けとなり取引参加者が戻ってくることで米株市場の値動きが期待されます。ただ、メインの取引材料はイギリスとEUとの通商交渉になります。交渉は難航が予想されており、ポジティブな材料がみられない場合、昨日一旦下げ止まったポンド安が継続するとみてます。一方で、ドル円はレンジ相場が続き取引のハンドリングがやや困難といえます。下値は心理的な節目となる106.00円とし上値は106.50円が目途になりそうです。ただ、短期的には下押す場面や上値を追う場面も想定されるため、強気一辺倒にはならず材料を見極めながら、柔軟に対応することが求められます。