米追加緩和期待が後退
【本日のトレードポイント】
-ドル買い戻しが進む-
昨日のドル円は堅調に推移しました。前日のドル安の流れから、東京時間にドル円は一時105.10円まで下値を試す場面も見られました。しかしNY時間にかけてドルを買い戻す動きとなり、FOMC議事録でイールドカーブコントロールに否定的な内容が示されたことで米追加金融緩和への期待感が後退、ドル円は106.14円まで上昇しました。
-米緩和期待が後退-
本日はECB理事会議事要旨やフィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数に注目が集まります。この他にトルコ中銀が政策金利を発表します。米追加緩和期待が後退したことで、一転してドルを買い戻す動きが強まっています。堅調な動きが続いていた米国株で利益確定売りが出てくる可能性もあり、ドル売りが一旦弱まったことが意識されそうです。昨日、米政府が香港と結んだ合意事項の一部を一時停止もしくは撤廃したと香港に通知したことが報じられました。トランプ政権による中国への対抗措置が一段と強まっており、本日は主要国株価や米長期金利を睨みながら、米中関連のヘッドラインに注意してトレードに臨みたいです。