トランプ大統領の脱税疑惑、プラス要因か?
【本日のトレードポイント】
-EU財務相理事会は無風で通過-
昨日と今日にかけて行われいているEU財務相理事会(ユーログループ)ではセンテーノ議長の後任としてアイルランド・ドナフー財務相が任命されました。ユーロは特段の反応を示さず、無風で材料を消化したようにも思えます。しかし、一部ではユーロにとって長期的にネガティブに作用するのではないかとの声もあがっています。
-トランプ米大統領の脱税疑惑-
昨日は、去年の秋口頃からにわかにささやかれていたトランプ米大統領一族の巨額脱税疑惑についてのヘッドラインがマーケットをにわかに沸かせました。トランプ米大統領は大統領選挙時から現在に至るまで納税申告書を公開していません。アメリカでは大統領選候補は納税申告書を公開するのが通例となっています。
昨日、最高裁はその納税申告書等の納税記録をNY大陪審に開示することを認めました。ただ、下院に対する召喚および開示は認めていません。下院に開示されれば11月の大統領選前に公表される可能性が高かっただけに、トランプ米大統領にはややプラス要因として働くかもしれません。