パウエルFRB議長証言原稿に目新しさはなし
【本日のトレードポイント】
-パウエルFRB議長による議会証言-
本日25:30にパウエルFRB議長による下院委員会での証言が予定されています。証言の原稿は事前にFRBホームページ上で公表されており、主に新型コロナウイルスに関する内容となっています。
原稿の中でパウエルFRB議長は、雇用の増加と支出の増加を理由に経済再開に対して楽観的なスタンスを示しました。一方、新型コロナウイルスの不確実性にも触れ、ウイルスを抑制できるかどうかが経済再開に大きな影響を及ぼすとしました。加えて、安全と確信されるまでは完全な回復ができる可能性は極めて低いとしました。FRBは既に地方自治体から中小企業まで幅広いターゲットに向けた9つの緊急融資措置をとっておりこれらの措置で引き続き流動性の維持などに努めるとしました。
以上のように原稿は既に公開されており、発言自体は相場に大きな影響を及ぼすことはありませんが、質疑応答が行われることがあればそちらには注意を払いたいです。
-引き続き高いボラを見せる株式-
ダウ平均をはじめとする株式市場は引き続き荒れた動きを見せています。ダウ平均は一時500ドル高超を記録するなど大きな値動きを見せています。新型コロナウイルス関連のヘッドラインが個別銘柄に影響を与え価格を大きく動かしています。引き続きヘッドラインに注目すると同時に、株式指数も先物価格・現物価格ともに注意を払いたいです。