材料の多い一日
【本日のトレードポイント】
-ポンドはやや売られる-
昨日ベイリーBOE総裁がマイナス金利の導入について排除しないとの発言が伝わったことで、ポンド円は132円ちょうど付近から131円半ばまで下落しました。一方、ドル円は対資源国通貨でドル安が進行した流れを受けてじり安に推移し、NY時間に一時107.33円付近まで下落しました。なお、日本時間深夜に発表されたFOMC議事録では「経済下支えに向けたあらゆる手段の活用にコミットする」との内容が示されたものの、パウエル議長が「あらゆる政策手段」を講じる姿勢を事前に発言していたことで、市場での反応は限定的となりました。
-材料は豊富-
本日は仏・独・英製造業PMI(速報値)や米新規失業保険申請件数、パウエル議長の発言が注目されます。この他にも南アフリカ準備銀行とトルコ中銀が政策金利を発表します。欧州各国のPMIは前回発表分から改善することが見込まれます。足元のユーロ相場は堅調な推移が続いており、好調な結果となれば一段のユーロ高が期待できそうです。一方、市場では米新規失業保険申請件数の高止まりがやや意識されているものの、減少傾向が継続すればマーケットの安心材料になり、リスク選好の動きに繋がりそうです。