米英のイベントに注目
【本日のトレードポイント】
-昨日の為替市場-
昨日の為替市場は米消費者物価指数(前月比)が-0.8%と予想(-0.4%)から悪化しドル円は107.14円まで下落しました。また、ポンドもスナック英財務相が雇用保険で1カ月に80億ポンドのコストが掛かると発言したほか、FT紙で8月からは雇用主に費用分担をお願いすると報じられたことをきっかけにポンド安が進みポンド円は131.37円まで下落しました。
-本日の材料はココ-
本日は取引材料が豊富です。東京市場にRBNZ政策金利、オアRBNZ総裁発言、ロンドンタイムに英第1四半期GDP(速報値)、NYタイムに米生産者物価指数、パウエルFRB議長発言がそれぞれ予定されています。注目は英第1四半期GDP(速報値)とパウエルFRB議長発言になります。英第1四半期GDP(速報値)は新型コロナ感染拡大の影響の見極めとなっており、予想の下振れはポンド安の圧力を強めるため注意したいです。一方で、パウエルFRB議長発言は無風通過になる公算が高いとみてます。すでに金融政策を実施しており、新型コロナウイルスの脅威が収まるまではゼロ金利を維持する姿勢を表明していることから、新たな方針を示す可能性は低いと考えられます。ただ、一部ではマイナス金利導入の声も上がっており、踏み込んだ発言があった場合は大きく動意付くため、念のため注視しておきたいです。