今週の注目点
【本日のトレードポイント】
-先週の流れ-
新型コロナウイルスの感染拡大が後退し、経済活動再開に向けて欧米各国が動き出したことをきっかけにリスクオンになりました。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数が-2050万人、失業率が14.7%と大恐慌以来最大の結果となり経済で大きな打撃となりました。ただ、為替でみるとすでに織り込まれていたほか、予想よりも良かったことで大きなインパクトにはなりませんでした。
-今週の注目点-
今週の注目点は新型コロナウイルスの起源による米中対立が焦点になりそうです。米国は新型コロナの起源を中国の武漢ウイルス研究所との証拠があるとし、中国は否定しています。証拠の開示が急がれますが出てこない以上、不透明感が残る形になるためポジションを傾けにくい状況といえます。また、起源で圧力を掛けているため、米中貿易の第1段階の合意を遵守しない可能性も指摘されており、米中双方の動向に注目したいです。