米雇用統計はサプライズに期待
【本日のトレードポイント】
-米雇用統計の結果は-
本日は米雇用統計が発表されます。非農業部門雇用者数の予想が-2200万人、失業率が16%と歴史的な数値となっています。先行指標となるADP雇用統計が-2023.6万人となっており同水準の雇用悪化になるとみられているほか、米議会予算局は「4-6月期GDPは-40％近く、失業率は14％に跳ね上がる」との推計を発表しており、失業率も予想に近い水準になりそうです。すでにこういった形で織り込みがされているため、予想通りだった場合、ドル円は方向感の出難い展開が想定されます。一方で、予想からかい離した場合は、上下に大きく抜けることも考えられるため、注意が必要となりそうです。
-トルコの取引規制について-
トルコ中銀はシティバンク、BNPパリパ、UBSのリラスワップの取引を停止しました。それを受けてトルコリラ円は一時15.03円まで急騰。。先日、アメリカとの通貨スワップが締結できず、失望売りが続くなか、今回の措置を発表しました。アルバイラク財務大臣は「経済を急速に回復して投資家を安心させるため」と発言しリラショートが止まるか注目が集まります。ただ、新型コロナウイルスの影響から外貨準備高が急減しており、再び狙われる可能性も否定できません。取引停止によって、リラショートの巻き戻しで回復するか再び狙われて下落を続けるか動向を注視したいです。
