ドル円は107円がポイントか
【本日のトレードポイント】
-ドル円は下落後に反発-
昨日日銀は金融政策決定会合でCP・社債などの追加買入枠を拡大したほか、国債購入額の「年80兆円めど」を「無制限」に変更する追加緩和を発表しました。緩和内容が事前の観測報道とほぼ同じだったことから、発表を受けてドル円は107.45円付近から107円ちょうど付近まで下落しました。その後NY時間に入ると、米長期金利が上昇したことを背景にドル円は一時107.30円付近まで反発しました。
-ドル円は107円ちょうどを維持できるか-
本日は国内失業率や米消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数が発表されます。昨日上昇した日米株価が引き続き堅調な動きとなるか注目されます。日銀が追加緩和を実施したものの、為替市場でドル円はやや下値を試す展開となっており、107円ちょうど付近を維持できるかがポイントとなります。FOMCを控えてやや動きづらい展開が予想されますが、日本時間夜に発表される米国指標が事前予想に比べて弱い数字となった場合はドル安が進行しやすい地合いとなるため、ドル円の下値に警戒したいです。