日銀会合は政策内容が焦点
【本日のトレードポイント】
-ドル円レンジ破れず-
先週金曜日のドル円は前日に引き続き107.35円~108.00円程度のレンジ内推移となり、NY時間に107.37円付近までやや下値を試す動きもありましたが、引けにかけて値を戻す展開となりました。またこの日、トランプ大統領は追加の新型コロナウイルス対策法案に署名しました。
-焦点は追加緩和の政策内容-
本日は日銀政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見に注目が集まります。新型コロナウイルスの感染予防を目的として、日銀政策決定会合は開催を1日に短縮して行われます。先週日銀の追加緩和に関する観測記事がいくつか報じられており、国債購入額の上限撤廃やコマーシャルペーパー・社債の購入上限額を倍増といった政策が打ち出されたとしても、ほぼ織り込まれていると考えたほうがよいでしょう。焦点は別の政策を打ち出してくるのか、また黒田総裁の記者会見の内容となりそうです。緩和策の出尽くし感が市場で広がった場合には円が急激に買われる展開も予想され、ドル円は先週のレンジ下限を突破して107円割れ水準まで急落する可能性に警戒したいです。