新規失業保険申請件数は増加一服か
【本日のトレードポイント】
-ドル円はレンジ形成-
昨日のドル円は107.50円~107.90円の値幅のなかで小動きとなりました。米国経済の再開期待が高まったことでNYダウ平均株価は前日比456ドル高の23475.82ドルまで上昇しました。また、OPEC加盟国による追加の協調減産への期待感が強まっていることを受けてWTI原油先物(6月限)は2.7ドル高の14.27ドルまで上昇しました。
-PMI速報値に注目-
本日は仏・独・英製造業PMI(速報値)や米新規失業保険申請件数、米製造業PMI(速報値)が注目されます。特に仏・独・英製造業PMI(速報値)はコロナウイルス感染拡大による経済停滞の影響を反映した結果となることから、悪化する見込みです。ただ、事前にかなり弱い数値も織り込んでいる可能性があり、突っ込み売りには注意したいです。新規失業保険申請件数は増加に一服感が出れば、安心材料となりクロス円を中心に円売りが進行しやすい地合いとなりそうです。
-日銀の追加緩和観測-
一部報道によると、コロナウイルスの感染拡大による企業の資金繰り悪化を解消するため、日銀が企業の発行する社債やコマーシャルペーパーの買い入れを増やすとの観測が強まっています。コロナウイルスの感染対策から、日銀の金融政策決定会合は開催日程を1日に短縮して実施する方針で、本日はこれを受けた日本市場の動向にも注目してみたいです。