ドル円のポイントは
【本日のトレードポイント】
-ドル円は方向感を欠く展開-
先週末にトランプ大統領は経済再開に向けた計画を発表したことで、早期での再開期待を背景にリスクオンになるなか、抗エイズウイルス薬のレムデシブルが新型コロナウイルスに罹った重症患者のグループに高い効果発揮したとの報道も好感されました。ただ、OPECプラスでの協調減産幅(日量970万バレル)への失望売りで原油安が止まらず、ドル円は取引材料の強弱ミックスで方向感に欠く展開になりました。
-株式市場の動向-
本日は主要な経済指標の発表がないため、株式市場や原油価格の動向に注目が集まります。新型コロナウイルスの治療薬の候補に挙がっているレムデシブルへの期待感が継続するか注目です。株式市場がリスクオンとなれば、素直に順張り試しても良いかもしれません。一方で、一般的に大きな下落でマーケットが売りに大きく傾いている時に、大きく買いを仕掛ける手法としてショート・スクィーズがあります。今回の株式市場の上昇がショート・スクィーズだった場合、再び売りに傾く可能性が考えられるため、積極的に買い進むのは注意したいです。
-原油相場がドル円の鍵か-
ドル円は株式市場がリスクオンでも原油安が円高要因となっており、なかなか方向感がでません。ドル円が一段高になるには原油価格がポイントになってくるため、原油相場の動きはウオッチしておきたいです。