リスク許容度の見極めがポイントか
【本日のトレードポイント】
-米小売売上高は過去最大の落ち込みに-
昨日発表された3月の米小売売上高は前月比で過去最大の-8.7%落ち込みを記録しました。地区連銀経済報告(ベージュブック)でも小売業の人員削減が最も深刻な業界として挙げられていたように需要の喪失が浮き彫りになりました。ただ一方で、新型コロナウイルスの感染拡大や景気後退への懸念を背景にリスク回避に振れたことから、安全資産のドルに買いが入りドル円は107.858円まで上昇しました。
-米経済指標は争点にはなりえないか-
本日は豪失業率、米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀景況指数が予定されています。ここ3週間新型コロナウイルスの影響から米新規失業保険申請件数に注目が集まっていましたが、既に3週間に渡り結果が出ており大きなサプライズにはならないとみてます。
-本日のシナリオ-
マーケットは米ドル需要、原油、株式市場に注目が集まっておりこれらのリスク許容度の見極めがポイントになりそうです。昨日はリスク回避から米ドル買いの流れとなり買い一服後は巻き戻しの展開になっていることから、これらの見極めを株式や原油を価格動向を注視したいです。