イースター休暇のなか、米中消費者物価指数に注目
【本日のトレードポイント】
本日からイースター休暇入りで欧米市場が休場になります。そういったなか、米中の消費者物価指数が発表されます。新型コロナウイルスの影響を見定める指標になっており、マーケットの注目度は高いです。中国の消費者物価指数は予想4.8%と前回の5.2%から鈍化しており、低迷している経済の底を見定める指標になりそうです。一方で、米国の消費者物価指数は中国と意味合いが変わってきます。米国は3月17日に国家非常事態宣言を行ったため新型コロナウイルスの流行後、はじめての消費者物価指数の発表になります。季調日の予想が-0.3%になっており、この結果をさらに下回るようなら経済成長の鈍化懸念からリスク回避に振れるとみてます。ただ、昨日発表された米連邦準備理事会(FRB)は最大2.3兆ドルの融資を提供と発表したように矢継ぎ早に経済支援策を発表することも考えられ、シナリオとしては利食い売りしたあと押し目を狙うのが良いかもしれません。また、取引参加者の減少からボラタイルな動きになる可能性もあり、NY市場の遅い時間は取引を手控えたほうが賢明といえそうです。