FXレポート

新型コロナのヘッドラインに振らされる展開

【本日のトレードポイント】
 昨日、米エネルギー情報局(EIA)が「短期エネルギー見通し」で今年の価格予想を引き下げたことをきっかけに原油やNYダウが大幅下落したことを受けて、ドル円は軟調な展開となり108.72円まで下落しました。一方で、ポンド円は新型コロナウイルスに罹り集中治療室に運ばれていたボリス・ジョンソン首相の容体が「安定」したと報道官が述べると安心感が広がり134.97円まで上昇しました。ただ、買いが一巡すると利益確定の売りに押され134.22円で取引を終えました。
 
 本日はFOMC議事録公表が予定されています。3月に実施した臨時会合で大規模緩和決定に至った理由が明らかになります。ただ、すでにパウエルFRB議長が「経済活動の急停止で影響を受ける企業や国民の資金供給を支え、経済の早期回復を確実にするため」と発言しているように新規取引材料になる内容は乏しいとみています。現在のマーケットは新型コロナウイルスの感染拡大や縮小、経済支援策が注目されており、これらのヘッドラインに引き続き注視しておきたいです。特にブレグジットを控えているボリス・ジョンソン首相の容体の変化には警戒しておきたいです。

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