中国製造業PMIとG20電話会議に注目
【本日のトレードポイント】
新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が高まったことから、NYダウ平均株価は前日比690.7ドル高の22327.48ドルで取引を終了しました。ドル円は107円前半の水準では下げ渋りを見せ、その後108円を挟んでもみ合いの展開となりました。
本日は中国製造業PMIや仏・ユーロ圏消費者物価指数(速報値)、加GDPに注目が集まります。特にコロナウイルス感染収束をいち早くアピールした中国の製造業PMIは注目度が高く、市場では一定の弱い数字を織り込み済みである可能性が高いことから、どちらかというとポジティブサプライズに注意したいです。仮に事前予想を上回る場合には、豪ドル円や人民元円で買い戻しの動きが出そうです。
また、本日はG20財務相と中央銀行総裁によるビデオ会議が予定されています。各国中銀が金融緩和策を打ち出していることは市場の安心材料となっており、各国の足並みが揃った内容の声明が発表されれば、安心感からクロス円を中心に円売りが出そうです。