米失業保険申請件数が急増か
【本日のトレードポイント】
昨日、米与野党が2兆ドル規模の景気刺激対策法について合意しました。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が深刻化するなか、米国は歴史的な規模の財政出動を打ち出すことになります。NYダウ平均株価が前日に続き上昇し、ドル円は引き続き111円付近での値動きとなっています。
本日は英小売売上高やBOE政策金利発表、米新規失業保険申請件数に注目が集まります。特に米新規失業保険申請件数は新型コロナウイルスの感染拡大の影響から増加するとみられます。米国の経済活動が休止状態に追い込まれており、弱い数字はリスクオフムードを急激に高める可能性があります。発表時間帯に向けてポジションを軽くするなど、慎重なトレードを心掛けたいです。
米与野党が景気刺激対策法で合意に達したことで、マーケットに一定の安心感が広がっています。ただドル円は111.60円付近では上値を抑えられる格好となっており、再度上値を試す動きが出るのか注視したいです。一方、日足ベースでは今月の安値101.18付近から10円以上も円安が進行する大きな値動きとなっていることから、上値追いの結果うっかり高値掴みとならないように注意したいです。