相場一転、いつまで続くか
【本日のトレードポイント】
昨日のマーケットは前日から一転し上昇傾向となりました。相場の転換に加えて、各国中銀がCP(コマーシャルペーパー)やETF、国債といった様々な資産の大規模買入を行うとしたほか、日米を含む各国政府も超大規模財政出動や国民への現金配布など様々な政策を検討していると明らかにし、相場を大きく後押しする要因となりました。しかし、依然として各国ではヒト・モノの移動が著しく制限されており、実体経済への影響はすさまじいスピードで広がっています。
実体経済から為替相場への影響としては、米大手航空会社をはじめとする米企業が現金志向を強めており、それに起因する強いドル需要が発生しています。前述した中銀による流動性供給はあるものの、ドル買い圧力は強まっており、ドル円は比較的底堅く推移しています。
先週までと異なり売り一辺倒で対応できる相場ではなくなってきたため、ヘッドラインや指標などのイベントには今まで以上に注視する必要がありそうです。