歴史的な急落を受けて
【本日のトレードポイント】
昨日の為替市場は週末にサウジアラビアの国営石油会社アラムコが米国や欧州向けの公式販売価格を過去20年で最大の値下げに踏み切り原油先物相場が暴落したことを受けて、週明けのドル円は大きく下窓をあけてオープンしました。その後も株式市場の暴落をきっかけに一時101.18円まで下値を広げました。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に世界の経済活動が停滞するとの見方から原油価格の暴落をきっかけに株式市場や為替に波及しました。明日も引き続きこの歴史的な下落の高ボラティリティもあり流動性に飲まれないようにリスク管理をしっかりと行うことが重要になりそうです。経済指標では中国の消費者物価指数が予定されており、予想を大幅に下回るようだと再び世界経済成長の鈍化懸念から売り込まれる可能性も考えられ注意が必要です。NYタイムでは主要な経済指標が予定されていないものの、株価動向や要人発言などのヘッドラインに注意して取引したいです。