週明けは一転リスクオフ
【本日のトレードポイント】
本日は独第4四半期GDP(改定値)や米消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数が注目されます。独第4四半期GDPは速報値が前期比でゼロ成長だったこともあり、今回の改定値で下方修正があるのか確認したいです。仮に下方修正となった場合はユーロドルが再度1.08ドルを割り込む可能性もあり、下値を広げる展開は想定しておきたいです。
週明けのドル円は111円を割り込み、NY時間に一時110.33円付近まで下落しました。時間外の日経平均先物は約1000円下落、NYダウ平均は1031ドル安で引けるなど、一転してリスクオフムードが強まりました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国の国会に相当する全人代の延期が正式に決定したほか、イタリアでの感染急増もマーケットを冷やす要因となっています。また、週末にネバダ州で行われた民主党候補指名争いでは、サンダース上院議員が勝利する結果となりました。サンダース候補はこれで2連勝となり、候補者争いでさらに勢い付けば「左派系候補」の躍進が印象付けられ、市場のリスク要因となりそうです。