新型コロナへの懸念強まる
【本日のトレードポイント】
昨日のドル円は中国の新型コロナウイルスの感染者数が認定基準の見直しで急増したことを受けて、110.10円から109.62円付近まで下落しました。その後、NY市場で米消費者物価指数が予想を上回ったことで買い戻しが入り109.81円で取引を終えました。
新型コロナウイルスの感染拡大がピークと見ていた矢先に基準変更で急増したことから、中国の景気先行きの見通しが悪化しリスクオフになっています。もっともドル円では円高が進んだものの、ユーロドルではドル買いが優勢のため、ドル円目線では強弱ミックスやや動き難い展開になっています。本日はNYタイムに米小売売上高、米鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が続きます。堅調な米経済を反映し良好な結果になれば前日反落したNYダウの反発も期待できドル円の押し上げ材料になりそうです。