FXレポート

コロナウイルスが投資家心理を冷やす

【本日のトレードポイント】
 昨日の為替市場はドル円が一時108.75付近まで円高が進行、ダウ平均が一時500ドル超の下落となるなどリスク回避の動きが強まりました。

 本日は米12月耐久財受注や米1月消費者信頼感指数が注目の経済指標となります。事前予想は米耐久財受注が前月比+0.5%、米消費者信頼感指数が128.0ポイントとなっており、前回数字が悪いだけに事前予想を上回る結果となるか注目したいです。中国で新型のコロナウイルスの感染拡大が続いている問題では、政府が春節休暇を2月2日まで延長を発表、北京市で初の死者が確認されるなど事態収束の目途は立っていません。しばらくはリスクオンとなる展開は難しそうで、クロス円を中心に戻り売りを狙いたいです。
 FRBが先週木曜日に公開した週次のデータによると、昨年9月から拡大傾向であったバランスシート(いわゆるステルスQE)の頭打ち感が出てきており、これも米国株価の上値を抑える要因と言えそうです。市場参加者はFRBが資金供給の削減を再び始めようとしているのか見極めようとしており、バランスシート拡大の一服感が広まる場面では株安円高のシナリオも十分に考えられそうです。

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