経済指標多数、速報値に注目!
本日はラガルドECB総裁の発言、仏・独・ユーロ圏の製造業・サービス業PMI(速報値)、カナダ小売売上高、米製造業・サービス業PMI(速報値)、ミシガン大消費者信頼感指数が予定されています。欧州圏の景気減速はマーケットで懸念事項でもあり、とりわけPMIの速報値をみて欧州全体の景況感を推し量る傾向にあります。そのため、17時15分から15分刻みで発表されますが、同時間帯には今月就任したばかりのラガルドECB総裁の発言も予定されており、荒い値動きに警戒したいです。米中貿易協議は引き続き神経質な展開が予想されます。一昨日、トランプ大統領が「中国と合意なければ関税をさらに引き上げる」と発言しましたが、一転して昨日、一部報道で「米政府は米中貿易協議を巡り合意がない場合でも12月15日に予定される関税導入を延期する」と報じられるなど情報が錯そうしており、方向感が出にくい状況になっています。また、米議会での香港人権法案の可決も中国を刺激し王毅外相が強い不快感を表明するなど、合意に向けてややハードルが上がってる印象です。米中貿易と香港デモに注目が集まっており、お互い切り分けて対応するか動向を見守りたいです。