複数の経済指標を控え
【本日のトレードポイント】
本日は経済指標の発表が普段より多く予定されています。東京時間は本邦第三四半期GDPの一時速報や豪失業率、中国の小売売上高です。GDPは消費増税の影響がまだみえにくいものの、増税前のGDPの落ち込み具合が大きい場合はさらなる金融緩和が意識されるため、予想の下振れには警戒したいです。また、豪中の経済指標も下振れした場合に大きく反応しやすいため、結果だけでも抑えておきたい指標です。欧州時間では独GDPや英小売売上高が予定されています。独GDPは速報値となるため、市場が反応しやすいほか、ユーロ圏の景気減速が意識されている環境のため、本邦GDPと同じく下振れに注意したい指標といえます。NY時間では新規失業保険申請件数やパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。議会証言は上院と下院にそれぞれ証言するものの、内容は変わらないため新材料はないとみてます。また、トランプ大統領とエルドアン大統領の首脳会談が協調的な形で終わったことでトルコリラの追い風になるとみてます。