FXレポート

ブレグジット期限迫る

【本日のトレードポイント】
 週末の英議会では離脱延期要請を強制する修正案可決され、ジョンソン首相が延期要請の書簡をEU送ったものの、自身の署名せず別の書簡で延期を望まない旨を表明しました。これを受けて週明けのポンド円はオープンからやや下窓を開けてスタートし、139円50銭台まで下落しました。ただその後、民主統一党(DUP)議員が「ブレグジットについて話し合う」と伝わると、一定の安心感からポンド円は上昇し、一時141.35円付近まで上値を伸ばしました。なお、昨日の英議会ではジョンソン首相の離脱案についての採決が認められず、実施されませんでした。
 本日は引き続きブレグジットを巡る英議会の動向や加小売売上高に注目が集まります。バーコウ英下院議長はジョンソン首相の協定案について、19日にすでに審議済みだとして採決を認めませんでした。焦点はEU側からの離脱期限の延期についての回答になります。市場は既に離脱期限延期を織り込みつつあり、仮に離脱期限延期に懸念を示す発言がEU側から出た場合にはポンド相場は軟調に推移しそうです。また、英議会やジョンソン首相の動向から目が離せない展開が続くとともに、ポンド相場はいつも以上に材料に敏感に反応しそうです。

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