FXレポート

米中貿易協議の合意を受けて

【本日のトレードポイント】
 金曜日のドル円は、ロンドン時間に米中貿易協議の進展期待から10年債利回りが1.72%台まで上昇したことを受けて買いが先行し、NY時間にトランプ米大統領と劉鶴中国副首相の会談で第1段階の合意に達したことが公表されると108.61円まで上値を伸ばしました。
 米中貿易協議の合意を受けて、火曜日に予定されていた追加関税が見送られました。もっとも、12月予定の関税については未定と報じられており、今後の協議の進展について引き続き注視したいです。マーケットではセルザファクトを警戒したい局面です。今回の合意報道を受けて、NYダウの下落をきっかけにドル円は108.61円から108.40円まで軟化しました。先週の事前報道で部分合意が報じられた結果、ドル円は106円台から108円台まで上昇しており、「噂で買って事実で売れ」との格言にある通り反動に気を付けたいです。本日の経済指標では中国の貿易収支の発表が予定されれています。直近、米中貿易戦争の影響から輸出の落ち込みが大きく懸念が広がっています。今回も厳しい結果になるとみられるものの、米国との通商合意を受けて、悲観的な見方を軽減できるかに注目したいです。

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