注目は豪住宅価格指数
【本日のトレードポイント】
週明けの為替市場ではドル円・クロス円が下窓を開ける形でスタートしました。週末にサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの施設がドローンで攻撃され、ポンペオ米国務長官が攻撃にイランが関与していることを示唆、これを受けて週初のWTI原油先物相場は4ヶ月ぶり高値まで急騰しました。為替相場では中東情勢悪化懸念から円が買われやすい地合いとなり、東京市場休場の中、ドル円は一時107円50銭付近まで下落しました。ただその後は下げ渋る展開となり、NY時間には先週末の終値108.10円付近まで窓埋めする形で上値を伸ばす展開となりました。
本日は豪4-6月期四半期住宅価格指数やRBA議事要旨、独・ユーロ圏9月ZEW景況感調査に注目が集まります。特に豪四半期住宅価格指数は8月豪住宅価格指数(住宅情報会社コアロジック調査)が1年10カ月ぶり上昇となったことで、期待が高まりそうです。事前予想値は前期比-1.0%が見込まれているものの、ポジティブサプライズとなれば豪ドルの上値を伸ばしそうです。また、同時刻公表されるRBA議事要旨は追加利下げに含みを持たせた9月3日分開催分ということもあり警戒したいです。
先週ECB(欧州中央銀行)は追加金融緩和を発表し、ドラギ総裁はユーロ圏の経済成長の鈍化について言及しました。ドイツやユーロ圏の経済指標が事前予想値を下回る場面ではユーロが散発的に売られる傾向がここ数か月続いており、週明け相場でユーロ売り優勢だったことからも欧州系指標時は注意したいです。