リスクオンは続くのか
【本日のトレードポイント】
先週は米中摩擦懸念が大幅に後退したことなどからリスクオン。積み重なっていた円のショートが買い戻され全般的に円安に振れました。ただ週末のサウジ石油施設攻撃を受けて再度リスクオフになりました。
本日は敬老の日で東京市場が休場です。そんな中、注目すべき指標は中国小売売上高です。米中貿易の影響を受け先月の発表から大きく勢いを落としています。結果次第では人民元はもとより豪ドル、また限定的ではあるものの米ドルで反応がある可能性があり注意が必要です。
ただ、火曜日から米FOMC、水曜日からは日銀金融政策決定会合、木曜日には英BOE金融政策委員会が行われます。先週のECBを含め、世界的な緩和競争が繰り広げられている中での各国金融政策発表のマーケットの注目度は従来の比ではありません。そのため週半ばまで様子見ムードは否めないかもしれません。
加えて先述したサウジ石油施設攻撃が新たに中長期的な地政学リスクとなり得る可能性もあります。トランプ米大統領のツイートやヘッドラインには要注視です。