米国債入札に注目
【本日のトレードポイント】
昨日は米中通商協議に対する期待の高まりから全体的にリスクオン相場となりました。円はほぼ全通貨に対し売られ、ドル円やポンド円ではともに7月末以来の高値(107.57/132.89)を付けました。
本日は米PPI(生産者物価指数)や米10年債入札が予定されています。10年債入札では前回2016年ぶりの低利回りを記録しました。しかし大きなネックとして捉えられていた米長短期債の逆イールドは解消され、長期金利の利回りも1.7%台と上昇を続けてリスクオンの様相を呈しています。ドルに大きな影響力を持つ米国債なだけに、本日の入札結果での需給動向とその利回り水準に注目が集まります。
ユーロ圏では明日ECB理事会が予定されています。マーケットは利下げなどの追加緩和に期待をしておりユーロもそれを織り込んでいます。そのためユーロに関しては大きな材料が投下されない限りは、明日のECB理事会待ちとなるかもしれません。